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創作日本料理“もも瀬”のブログです。
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唐墨作りの、季節です。


6年を迎えて、味は、去年でほぼ完成しましたので、今年は、一層の、飛躍をすべく(艶だし)に挑戦したいと思います。

去年より、血抜きは、ほぼカンペキです。

今塩水に2日間漬け込んでいます。

この後、一番の難関塩抜きです。

塩抜きが上手くいくと、90%と出来上がりです。

後は、太陽にお任せです。

わくわくします。



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偽装料理が次から、次えと出てくる。
虚しさ。

料理をお客さんに提供する立場の人間は、駅伝のアンカー選手なのです。

色々な人たちが、田畑で苦労して作った作物

海の幸を提供してくれる人たち
出汁を取るための昆布、鰹節を作ってくれる人たち、

調味料などを提供してくれる人たち

色々な人たちが関わって、最後に料理人の技術によって、材料が生きるのです。

料理人は無いでしょうか、材料の事を浅く広く知っているだけです。

材料には、それぞれ、プロがいます。

偽装料理を出している。お店は、プロがお客さんとして、来ると想像しなかったのでしょうか。

素人ばかりを相手に、している店が何故高級料理店なのでしょうか、そんな店は値段が高いだけの店でしょう。

酔っ払いを相手した、ぼったくりの店と同じことでは無いでしょうか。


外食産業の恥です。




鱈白子が入荷はじまりました。

関西では、別名「雲子」と言っていました。

関西では、白子と言えば、フグの白子の事を指していたと思います。


修行に入り、二、三年が過ぎて初めて、黒門市場で見た記憶があります。

その時の、料理長は、フグの白子の代わりの品のように、言っていたのを覚えています。

今は、フグの白子よりも、知られるようになりました。






鯛の頭の煮付けには、三種の表現があります。

鯛あら炊き

鯛あら煮

鯛兜煮

それぞれの表現方法は、わかりにくいと、思いますが三種の内煮、と、炊きは少し違います。
あら煮は、料理屋の料理方法

あら炊きは、割烹屋の料理方法だと、習った事があります。

あら煮は、汁が殆どなくなるまで、煮詰めて鯛に艶がどれくらい綺麗に出るかを求める煮方です。

あら炊きは、あまり煮詰めずに汁を残して炊き上げます。

料理の掛かる時間に約倍位違いますし、あら煮は、最後の艶だしは、10分ぐらい鍋の前から離れられません。


鯛兜煮に、煮方、炊き方ではなくして、盛り付けの仕方で、兜煮と献立が生まれました。

鯛一匹を使って、煮るなり炊くなりして、頭を立てて盛り付けると兜のように見える事から、兜煮と名付けられたようです。

2キロ弱の良い鯛の頭を一夜干しにして、桜チップで30ぐらい中火で燻しました。

鯛の旨味が凝縮されて、とても美味しいですよ。


鯛と言えばあら焚きですが
鯛あら煮と、鯛のあら焚きの違い、鯛の兜煮の違いがあるのですが、長くなるので次回にします。



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プロフィール
HN:
もも瀬
性別:
男性
職業:
調理師
自己紹介:
日本料理の道を志し、30年が過ぎました。
ここでは私が日本料理を感じ学んだ想いを表したいと思います。
お問い合わせ
住所:三重県四日市市鵜の森1丁目2-15メゾンヴァンベール(近鉄四日市西口徒歩5分)
TEL:0593-57-3116
営業時間:11:00~14:00(ランチのみ)
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